・スキンホールスキンホール(毛穴)「開いた毛穴に詰まった現代生活の汚れは 肌の異常事態を招く悪の温床と心得よ」 毛穴のトラブル 毛穴が細菌や微生物の巣窟となり皮膚病まで発生することがある。しかも、一度患うと治療は困難。早期のケアが重要なのです。 開くと目立つ顔の毛穴。 正常な毛穴のサイズは0.2ミリ未満。 体内の状態を調べるために採血し、その成分を観察すると・・・ 「一番悪いのがプラークという少し汚れた血。この状態が定常状態になると、皮脂の分泌の過剰な皮脂の分泌があってもおかしくはない。」 毛穴が開く原因は、食生活の乱れなどによる皮脂の過剰分泌が考えられる。 現代人の毛穴を開かせる2つの原因は、 皮脂の出過ぎと、顔のたるみ どちらもあなたの無自覚な生活状態と関わっています。そのツケは、ミクロの世界にまで及ぶ。 皮脂の過剰分泌 皮脂は、汗と同様、気温など環境の変化によって分泌を繰り返します。ところが、高脂肪食や甘いものを大量に摂ると、血液中に溢れた脂肪や糖質が皮脂腺を刺激。皮脂の量が増え、一気に流れ出し、その結果、毛穴が押し広げられ、開いてしまうのです。更に、「皮脂の大量分泌が起こりますと、皮脂というのは酸素に触れたり、紫外線に当たりますと、過酸化脂質という物質に変わるんですね。過酸化脂質が細胞を傷害して元に戻りにくくなるということも考えられるわけですね。」開いた毛穴を、酸化した皮脂が傷つけ回復力が低下。毛穴は、開いたまま元に戻りにくくなってしまうのです。皮脂の大量分泌こそ、毛穴が開く最大の原因。 顔のたるみ 涙型毛穴は、弾力腺維や表情筋が衰え、顔がたるむ ことによって起こってきます。涙型毛穴は肌の老化が始まっている証拠。しかも無表情な生活や、咀嚼力の低下などで、加速する可能性は大きい。 開いてしまった毛穴の恐怖 顔に迫りくる異常事態とは!? こちらは開いた毛穴の拡大映像。よく見ると、毛穴の中に何やら固形状のものが溜まっています。そう!これこそが毛穴の汚れ! 汚れの主成分は、皮脂が毛穴の中に溜まってしまったもの。さらにそこには皮脂が溜まった毛穴に、垢までもが入り込んでいたのです。粉塵や繊維などの、空気中のゴミが発見されたのです。この空気中のゴミが皮脂や垢と混ざってできた物質、角栓。これが毛穴の汚れの正体だった! でもどうして空気中のゴミまでもが毛穴の中に溜まってしまうの? 油性の角栓がちょうど糊のような役割を果たし、空気中のゴミを付着させていたのです。開ききった毛穴だらけの現代人の顔は空気中のゴミまでため込むまさに顔面ゴミ箱状態なのです!そんな毛穴のゴミ箱化がさらにとんでもない事態を起こしていた! 常在菌のアクネ桿菌と顔ダニ(デモデクス) アクネ桿菌とは、毛穴の入り口付近に棲んでいる細菌のこと。通常、肌を弱酸性に保つために働く良い細菌です。アクネ桿菌は誰の毛穴にもいます。問題はその増殖率。 アクネ桿菌の性質 ・絶対嫌気性(酸素を嫌う) ・皮脂を栄養に増殖する アクネ桿菌のトラブル ・にきびの発症、悪化 顔ダニ(デモデクス)もアクネ桿菌同様、誰の毛穴にもわずかに棲息する微生 物です。しかし、溜まった角栓が多いとダニなどがそれを食べ、毛穴の入口付近で異常増殖してしまうのです。たった1 ↑デモデクス つの毛穴から見つかったということは、少なくともその数十倍増殖している可能性が高いのです。首の周りに多いアダルトニキビや、何をやっても治らない慢性的な吹き出物。これらの原因こそ、異常増殖した微生物の仕業!かもしれないのです。 顔ダニ(デモデクス)の性質 ・皮脂腺や毛根に生息する ・細胞の栄養を吸収し、繁殖する ・夜行性 ・皮膚の外に這い出す際、大きく穴を広げるためキメの 粗い肌になり、またその死骸や排泄物によって「ニキ ビやアトピーの原因」になる ・皮膚表面に残ったメイクや汚れを手足にくっつけたま ま、再び皮膚の内部へ戻っていく ・接触性感染 顔ダニは次のようなトラブルを起こします。 1 皮膚細胞を傷つける 2 皮脂の分泌を妨げる 3 抜け毛の原因になる 4 嫌なにおいの元になる 5 皮膚のキメを荒くする 6 にきびの原因になる 顔のくすみ 顔をくすませる原因が、毛穴の黒ずみ。汚れが溜まり放題の毛穴を放っておくと、顔の印象も悪くするばかりか、病気まで引き起こす危険性がある。 毛穴の黒ずみの原因 1.毛穴に溜まった角栓は、空気にさらされて酸化。 2.活性酸素が発生し、細胞を傷つけます。 3.防御のためメラニン色素が分泌し、毛穴の周りを黒ずませるのです。 開き、詰まり、黒ずみまでも一挙解決 「開き汚れた毛穴を元に戻すにはまず、 洗顔ケアの見直しと表情筋の鍛錬が大切と心得よ」 ステップ1:毛穴を温める 蒸し終わった毛穴を見てみると、なんと、毛穴がおよそ1.4倍も広がりました! 蒸しタオルの熱によって毛穴が広がり、その隙間に新しい皮脂が分泌されるため角栓がさらに緩んで取れやすくなるのです ステップ2:汚れを落とす 毛穴の悩みを持つ皆さんに普段の洗顔は皆さん念入りにゴシゴシ洗い。しかしこれでは汚れがほとんど取れていません! 強く洗うと、その圧力で毛穴が一緒に動いてしまうため、汚れはほとんど取れません(上段の図、写真)。しかし、優しく洗えば毛穴自体が動かないため汚れが取れやすくなるのです(前頁下段の図、写真。写真左が実験前で白く光っているのが皮脂。写真右ではその皮脂がきれいに取れ、毛穴が見えてる。)。 ステップ3:毛穴を引き締める そのためのストレッチをご紹介。 まずは、ほお骨の下とこめかみを親指と人差し指で押さえます。 そして、上を見ながら口を大きく「あ」の字に開きます。 これを洗顔後10回。頬の筋肉を鍛え、毛穴が伸びてしまうのを防いでくれます。 これらを毎日行うことで、たった2週間程で毛穴の改善だけでなく、肌の質感さえも良くなります。皆さんも是非お試しください。 ピーリングについて ピーリングとは、本来の肌を取り戻す美容技術の1つ。汚れを分解する薬品を皮膚に塗り、浮かび上がってきた不要な角質を溶かします。 もちろん、毛穴にも効果的。詰まった角栓を溶かしだし、その上、殺菌効果もあります。しかし、ピーリング直後は、肌や毛穴が敏感になり、紫外線の影響を受けやすいことなどからエステ業界ではトラブルが発生することも間々あります。この為、医師の指示に従ったケアが大変、重要になります。そのためピーリングは医療行為とされています。 しかし、身近なピーリングとして長く伝承されてきた理容店で行われる顔そり技術があります。顔剃りにより表面のくすんだ角質を削り皮膚のターンオーバーを促します。しかし、替え刃など鋭利な刃物では角質を取り過ぎてしまい、皮膚のバリヤーを壊してしまい、感染症(炎症)などの危険にさらされてしまいます。ソフトな剃り心地の理容従来の日本剃刀でのシェービングをお奨め致します。 詳しくはこちら↓ 『毛穴』へジャンプ |